「シェイクアウトえひめ」実施
2021年12月17日 12時05分
12月17日(金)
午前11時00分から「シェイクアウトえひめ(県民総ぐるみ地震防災訓練)」を実施しました。町内放送を受けて、その場で1分間程度、まず低く、頭を守り、動かないの安全確保行動をとりました。
DROP(まず低く)、COVER(頭を守り)、HOLD ON(動かない)!
廊下で頭を抱えるこの行動も、実際にはあり得ることだと思います。とっさに、よく行動が取れたと思います。
地震の揺れがおさまったら、避難開始です。安全を確認しながら、落ち着いて避難することができました。走って避難ということよりも、落ち着いて避難。どの生徒もそれができていました。
今回は片方松葉杖の者、両方松葉杖の者、そして車いすの者など、けが人を想定。写真に見られるようにそっと手を貸す2年生Mくん、両方松葉杖の生徒にさっと寄り添う3年生Iくんなど、とっさの「共助」ができる生徒がいることにも感心・感動しました。危機的な状況での「共助」の精神に人としての尊さを感じました。
避難時間4分34秒。第一回目(5月7日、4分32秒)、第二回目(11月5日、4分21秒)とともに、即座に避難する時間としては十分な時間でした。今回はけが人もいた中での訓練でしたから、いかに宇和中生が真剣に、そしてまとまりよく取り組んだかが分かります。すばらしいことです。
校長先生からいただいた御講評の中では、「何を優先するか!?」と問われる場面がありました。今回はけが人を想定していました。例えばそのことについても、「けが人がここにいます!」と大きな声で伝えて、周りの者が皆承知している状態だったら、もっとけが人の搬送がスムーズにいったかもしれないということでした。
非常事態に備えるということが、訓練の積み重ねも含めて日常化してきています。これは大変すばらしいことです。あとは、その中で何に気付き、どう発信するか、その勇気や行動力はあるか!?ということが試されます。これほど質の高い避難訓練ができています。一人の命も被災によって失いたくない。新たな課題を持って、地震防災訓練を終えることとします。