「気付き」を促す教師、たたずむ生徒
2022年5月24日 17時16分
5月24日(火)晴れ
日中は気温が上昇し、汗ばむ天気となりました。
熱中症には十分に気を付けたいものです。
学校生活の中で教師の期待が投げかけられる場面は多々あります。
「学級のリーダーとなれよ!」「学年のリーダーとなれよ!!」はたまた「学校を支えるリーダーとなれよ!!!」という具合に。
生徒たちは頑張ります。いろいろなところで生徒自身がリーダーシップを執り、頑張っている話をよく聞きます。
さて、2時間目は体育の授業の代教として少しお邪魔しました。本日は市総体抽選会があり、授業担当者のお一人が不在だったためです。
2時間目はリレー練習でした。担当の先生が手際よく指示をしていきます。
「何時何分になったら、リレーを始めるので走順、バトンパスの練習、そしてウォーミングアップをしておくこと。」丁寧に、丁寧に指示をされました。
その後は指示を受けてリーダーシップを執ろうとする者、状況がのみ込めずに右往左往するもの、集団に紛れる者などなど、その場にたたずむ者が多かったように感じました。
本当に大切なのは「この瞬間」だと思うのです。
リレー出走の時間が来てもなお、ウォーミングアップやバトンパスは十分にできておらず、さすがにケガ等を心配した授業担当者が全体にウォーミングアップ等の指示を出して体を慣らしました。
そしていよいよスタート!
中学生らしいはつらつとした走りでした。運動部などはスピードにも乗り、見る者も魅了します。もちろんスピードはなくとも、一生懸命に走ろうとする姿にはさらに感動があります。
ただし…出走順番が整っておらず、チームによっては出走順に穴が開き、バトンリレーができないクラスもありました。その他、きちんと聞いていてほしかったルールについても十分ではありませんでした。もちろん、中にはすばらしい瞬間もありました。バトンリレーができずにその場にたたずむ選手を気遣って、急きょ自主的にその穴を埋めに走り出てきた生徒がいたのはすばらしかったです。
結果、全体的には十分な成果とは言えず、もう一度、走ることになりました。今度は修正され、しっかりと走りきれたと思います。
最初のリレーで指示された段階で動けたらよかった…。
リーダーの発言に耳を貸し、全体が動けたらよかった…。
楽しみな集団だからこそ、全体指導で授業担当者が教え、諭していました。
その指導の間は、皆が指導者の方を向き、熱心に話を聞き、話し終えたら、しっかりとした返事を返していました。
頼もしい集団!失敗を成功に変えていきそうな集団に見えました。
あなたたちは教師や後輩や先輩や、そして保護者の皆さんから大きな期待を受けています。
輝ける「明日」が楽しみです。